眼形成手術とは
機能・見た目に配慮をした診察・手術
眼形成手術とは、目瞼、眼窩、涙道など、目の周囲に生じた疾患に対する形成手術です。
眼形成外科疾患は、見た目にも影響が及ぶことが多いため、患者さんの生活の質(QOL)の低下を招くことのないよう、機能・見た目の回復でQOLの向上が重要と考えます。
当院の眼形成手術では、機能・見た目に配慮をした診察・手術を行っております。目周囲の疾患でお悩みの方は、ご相談下さい。
主な対象疾患
眼瞼疾患/眼瞼下垂、眼瞼皮膚弛緩、眼瞼内反・外反、睫毛内反、顔面神経麻痺、兎眼
- 逆さまつ下
- 顔面神経麻痺
- まぶたの皮膚の垂れ下がり
- まぶたが開かない・閉じない など
眼瞼とその周囲の腫瘍
- できもの
- ほくろ
- いぼ
- 皮膚がん など
眼瞼痙攣
- 目を自由に開け閉めできない
- まばたきに異常がある など
涙道閉塞
- 涙目
- 涙がこぼれる など
その他
- 義眼
- 眼外傷 など
眼瞼下垂/がんけんかすい
まぶたを開く筋肉が緩み、まぶたが下がって目が開きにくく、眠そうな印象を与えたり、視界が狭くなったりします。
眼瞼下垂の原因
先天性眼瞼下垂
生まれつき、まぶたを上げる筋肉の働きが弱いため、幼少の頃から、まぶたが開きにくい状態です。
加齢に伴う眼瞼下垂
大人になってからの眼瞼下垂の原因のほとんどは加齢によるものです。
まぶたを開く筋肉がのびてしまい、まぶたを開きづらくなります。
その他
眼瞼痙攣が原因で生じることがあります。
眼瞼皮膚弛緩/がんけんひふしかん
まぶたの皮膚がたるみ、目にかぶさってしまい視界が狭くなります。
加齢の影響で皮膚がたるむ場合と、上眼瞼が分厚い皮膚弛緩が原因の場合があります。皮膚弛緩は、若い方でもみられます。
逆さまつげ
本来、外を向いているまつ毛が眼球に刺さり、痛みや違和感を生じます。
- 眼瞼内反
- 睫毛乱生
- 睫毛内反
など、様々なタイプがあります。
先天性のものや、加齢によるものがあります。睫毛乱生は、高齢者に多くみられます。
逆さまつげは、軽度であれば、まつげを抜く処置を行います。ひどい場合には手術を検討する場合があります。
甲状腺眼症
バセドウ病の特徴的な症状で、眼瞼突出など目の症状を起こします。
問題点は、特に若い女性にみられることが多く、見た目に変化が起こってしまいます。
ステロイドや放射線治療、内科的治療でも改善がみられない場合には、手術が検討されます。
眼球突出による醜形に対して、眼窩減圧術を行い、眼窩の脂肪や軟骨の切除を行い、突出を元に戻します。
手術では、まぶたの裏を切開するので、傷跡はわかりません。甲状腺眼症でお悩みの方は、ご相談下さい。